福井金融界の覇王破綻
   
「東京朝日新聞」の記事より
九十二銀行
休業



●九十二銀行休業(福井)

第九十二銀行 は来月二日迄臨時休業を為すこととなれり。経済界恐慌を惹起する虞あり。為に全市の人心恟々たり
(「東京朝日新聞」明治四十年十一月二一日)
 

●九十二銀行の整理(福井)

第九十二銀行は、 事務整理を名として二週間臨時休業を為したるに拘わらず、其の他の各銀行とも至極平穏にして、取り付けなど起こるべき模様なく多分恐慌を起さざるべし。
渡辺日本銀行名古屋支店長は第九十二銀行臨時休業に就き同行の取り扱いたる金庫事務調査の為今二十日来福、直ちに調査に着手せり。
(「東京朝日新聞」明治四十年十一月二一日)

●九十二銀行整理なる(福井)
九十二銀行 にては今二十日正午迄に日本銀行名古屋支店に提供せる諸公債の貸主より起こりたる請求に対し、債権の担保として日本絹糸株式会社より提供せる担保品にて悉皆整理を終わりたり。今後他の貸金の整理を行うべく多分予定の期間内に於て整理完結再び開業の運びに至るべしと伝えられる。
(「東京朝日新聞」明治四十年十一月二一日)

*記事3本は何れも同一日に掲載されている
 

注1:掲載にあたり一部句読点を補充、また旧字体を新字体に置換しております
注2:団体発行物の著作権は発行後50年です。明治期の著作権はすでに消滅しております

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